硫黄泉

ホテル まほろば

 

登別温泉には、沢山の源泉があり、同時に非常に多くのルートからお湯が入ってくるので、その成分は単一の温泉としては異例の多さになっています。その成分、すなわち温泉の泉質に関して、いくつか紹介して行きましょう。

 

まず、硫黄泉についてです。硫黄泉の定義としては、総硫黄を2mg以上含有している温泉です。含硫黄(ナトリウム)、硫酸塩泉(硫化水素型)の温泉湯となっており、大きな特徴としては、乳白色をしていて卵の腐ったような臭いがする点ですね。

 

温泉に行った人が、こういった臭いを経験することはよくありますが、その場合は硫黄泉に浸かったという事で間違いないでしょう。

 

硫黄泉は独特な色と匂いですが、効能も非常に高いといわれる温泉で、湯治には最適と言われています。

 

主な効能は、皮膚病や婦人病の治癒、切り傷や擦り傷の回復、高血圧、高血糖、動脈硬化の改善などです。毛細血管を拡張させる働きがあるので、こういった症状の回復に役立つ他、新陳代謝を良くするので、美容やダイエット、アンチエイジングにも効果が発揮されます。

 

硫黄泉というのは、いわゆる旧泉質名ですが、新泉質名でも基本的には硫黄泉となります。ただし、「含食塩重曹-硫黄泉」は「含硫黄-ナトリウム-塩化物・炭酸水素泉」などのように、含有する成分によってはいくつかの名称が変更されているので注意しておきましょう。

 

硫黄泉を堪能できる登別温泉の旅館は非常に多く、『ホテル まほろば』や『温泉銭湯 夢元さぎり湯』、『花鐘亭はなや』などの旅館が該当します。

 

ホテル まほろば